2月の旬の魚

ヒラメ

 佐伯市は日本におけるヒラメ養殖の先進地として知られています。また、天然ヒラメの漁場としても名高く、小型底びき網や刺網等で漁獲されています。鶴見市場には主に天然物が水揚げされており、年間を通して見ることができます。中でも春の大型ヒラメシーズンには、体重4kgを超える大物が水揚げされ、たいへん迫力ある光景を見ることができます。佐伯湾の良質な小魚をたっぷり食べて育ったヒラメは身に厚みがあり、えんがわに脂がたっぷりのっており極めて美味。刺身、寿司はもちろんのこと、煮付け、揚げ物、ムニエル等ジャンルを問わず活躍しています。


マトウダイ

 佐伯市では秋から冬の刺身商材としてたいへん愛されている魚です。主に定置網、小型底びき網、刺網、釣りで漁獲される。上品な白身は刺身にするとほんのりと旨みや甘みが感じられ、たいへん美味です。

さらに肝を乗せると濃厚な旨みがあわさって絶品。鍋や煮付けにも適する。フランスでは「サンピエール」と呼ばれ、ムニエルの定番食材として人気があります。


うすばはぎ

 カワハギ科の中でも特に大きくなる種で、全長1m近いものもあります。地方名である「はごいた」の名の通りフォルムが羽根突きの羽子板に似ています。主に定置網で漁獲されるが水揚量は多くありませんが、透明感のある身は淡泊で、熱を通しても硬くならない特徴があります。肝も美味。刺身、鍋、煮付け等に適しています。