1月の旬の魚

鰤(ブリ)

 大分県では成長するに従って モジャコ~ヤズ~ハマチ~ブリ と呼び名が変わる。養殖も盛んに行われており、佐伯市は全国トップクラスの生産量を誇る。天然物は主に釣り、定置網で漁獲される。

 豊後水道の速い潮流の中でいわしやあじ等の豊富な小魚を食べて育った寒ブリは、身が良く締まり、ほどよく脂がのってまさに絶品。中でも大型の ものは最上級の味わいで、刺身や寿司に活躍する。


メジナ

 メジナは体色の黒さから「くろ」と呼ばれるが、生きたメジナは青く綺麗な色をしています。鶴見では非常に身近な魚で、防波堤や岩場等どこに行っても確認できます。一年中釣れるが、特に釣りやすいのは冬と梅雨で、冬は産卵に向けて体力を蓄えるため、梅雨は産卵で失った体力を回復させるために荒食いします。大きいもので全長55cm程に成長するが、50cm以上になる個体は非常に珍しいです。普段は岩陰や穴の中に隠れているが、エサを見つけると浅いところまで浮いてきます。


ヒラスズキ

 幼魚や若魚は河口や内湾に多い一方、成魚は外洋に面した荒磯に多いです。大きなものは全長90cmになります。スズキと比べて体高が高く、尾柄部が太いことが特徴。佐伯市では主に定置網や釣りで漁獲されます。味が良いため市場ではスズキよりも高値で取り引きされ、クセのない白身は脂ののりが良く、旨みが強いのが特徴です。鍋にしても美味しく、ムニエルやフライも抜群。煮てよし、焼いてよし、揚げてよしの万能選手です!。