6月の旬の魚

ゴマサバ

 マサバより暖かい海を好む。マサバによく似ているが、体の断面がやや丸く、魚体の腹側にゴマをふったような小黒点が散在することが多い。夏のゴマサバはとても美味く、マサバに勝るともいわれる。塩焼きや煮付け、揚げ物などさまざまな料理で楽しめる。


イサキ

 鶴見市場に夏の到来を告げる高級魚。麦の穂が成る初夏に脂がのりはじめることから、その時期のイサキは「麦わらイサキ」とも呼ばれる。主に釣りで漁獲され、鶴見市場では年間を通して見ることができる。中でも夏場に獲れる脂がたっぷりのった大型魚はことのほか珍重される。全国的にもここまでよく太ったイサキが獲れる地域は珍しいといわれる。


イトヨリダイ

 見目麗しい白身の高級魚。水深40~250mの砂泥底域に生息。主に小型底びき網や釣り、はえ縄で漁獲される。ふっくらした繊細な身質で、皮目が美しいため料理店からの引き合いが強い。皮霜造り、酒蒸し、煮付け等の日本料理はもとより、ポワレやワイン蒸し等の洋食にも向く。